本日は実験中に研究室見学に来たB3からの質問応答を行っていました.自分に質問されるとなると主にボスのことか外部院試の事ですが,本日は外部院試についてでした.
そこで話しながら考えていたことを書いていきます.
これは最初外部院試を決めた時の自分に刺さる思いもありますが,学部とは異なり,研究について深く学び,知識や技術を身に付けて研究者として世界に出ていくための場所です.そのため,研究内容や研究室がそもそも自分に合っていないと,それは悲惨なことになるでしょう(入ってから興味を持てれば万々歳).よって,大学名で決めるのは,目的達成(博士号取得)のためにも,今度の研究活動からしても危険性を孕んでいる.という話です.
最初検索するときは気になる大学名で調べても良いが,そこからは研究室が合うかどうか,興味を持てるかどうかで考えてください.という話をしていました.
これは単純な話で,B3にとっては再来年のビジョンが一切不明なまま勉強をしろと言っても,それを続けられる人間は少数だと思います.それよりはある程度調べ見学までできて「本当に行きたい」と思うと,モチベーションも上がり勉強の捗るようになると思ったので提案しておきました.事実,私は院試の勉強を行っているときは,来年志望研究室にいるイメージを膨らませながら勉強に励んでいました.ただ皮肉なことに合格してしまうと,現実味が薄くなり,イメージがしずらくなってしまいました.そのイメージによるモチベーションの維持が必要無くなっただけかもしれません.
外部に進学するならば,B4の1年は当然外部を視野にいれたものにすべきと思います.私の場合は完全に有機系の人間だったので,有機系の研究室に所属した後に外部院試を決めたという流れでたまたま分野も一致していたため幸運でした.しかし外部を目論んでいる学生の中には「院試に集中したいから研究室は楽そうなところで」という考えを持っている方がいてもなんらおかしいことでありません.しかし,それではM1になった後に大きく後悔することになると思います.というのも,内部生は受験する研究室で1年分多く研究について学んで最適化された状態でMasterに突入するからです.それに引き換え,そのハンデをさらに大きくしてしまうような研究室選択は将来のあなたのためにも避けるべきだと思います.それをするくらいならば,大変な研究室でもよいので,院に入った時に生かせるような技術や思考法を身に付けることのできる同系統の研究室を選択するべきである.この外部と内部の研究室を比較検討して,今後1年間の身の振り方を選択できるのは「今しかない」という話をしていました.